今も一眼を続けているのはSIGMA 30mm F1.4 DC HSM Art 単焦点レンズの衝撃があったから

SIGMA 30mm F1.4 DC HSM Art
当時撮影した目ネギ
私が初めて一眼レフを購入したのは中古のEOS 60Dという機種で、そのときに付属してきたレンズは今は記憶にない安いCanonのズームレンズだったと思います。
そのときはカメラを購入したものの、いろいろ使い方を勉強するのが大変だなぁと、何かを新しく始めるときの苦労のことしか頭にありませんでした。

そんなときにどこかの記事で単焦点レンズという存在を知り、「なんでズームもできない不便なものを使う必要があるんだろう」とド素人まるだしの疑問を抱いていました。
その後、情報を仕入れるたびに「単焦点レンズじゃないとボケが出ないのか!」という思い込みに駆られ思い切って「SIGMA 30mm F1.4 DC HSM Art」を中古で購入したのがすべての始まりです。

F1.4の衝撃

皮一枚みたいな浅い被写界深度でピントを合わせられるわ、実際には暗くて見えない夜景が暗視スコープみたいに明るく見えるわで、今まで知っていた退屈なカメラというものの印象が一変する体験となりました。
このときの衝撃は、今でもカメラを撮影する際の原動力になっています。

言ってもArtライン

言ってもArtラインということで、F値を絞ればカリカリシャープに解像します。 30mm(35mm換算で約50mm)なので標準的な人間の視野といった用途で、スナップ撮影等に使えます。(人の視野角はボンヤリ見ている状態で35mm相当という記事も見かける。APS-Cだと22mmくらい?)
解放F値1.4から数段絞るとシャープが増し、これぞArtライン!といった本領を発揮し始めます。

最短撮影距離は前のモデル「30mmF1.4EX DC HSM」から10cmも改良され30cmとなり、ちょっとしたマクロレンズとした使い方もできます。 また、これだけ明るいと数メートル離れた被写体も、背景がボケて浮き立ちます。

デザインは職人による陶芸の佇まい

単焦点と言っても大口径レンズゆえにずっしりと心地よい重みがあります。レンズフードを閉じたときのサイズ感は可愛くもあり、まるで職人による陶芸品のようでもあり、近未来のオーディオ機器のような精密かつミニマルなデザインは、部屋に置いていると惚れ惚れする存在感があります。

デザインも性能も素晴らしいレンズをリーズナブルな価格で世に生み出してくれるSIGMAさんのおかげで、私は作品づくりのモチベーションを維持できます^^
SIGMA 30mm F1.4 DC HSM Art
レンズフードを閉じた状態

感想

このレンズは、まだ明るい単焦点レンズを持っていない初心者の方にこそオススメしたいです。と言うのは、ある意味極端に明るく、シャープSIGMA 30mm F1.4 DC HSM Artは、この極端な性能ゆえに衝撃や感動という「体験」を提供してくれるからです。

ボケボケの写真は、「素人でも簡単にプロっぽいものが撮れる」ので邪道だという意見もあるかもしれません。それも大いにわかりますが、 まずは楽しいと思えることこそ重要であるのも事実です。それにボケの量は調整すれば良いので、選択の幅が広い事に越したことはありません。

カメラだけに限らず、物事が長続きするか、3日坊主で終わるかはこの「衝撃」があるかないかで決まると思います。 衝撃と言うと大げさかもしれませんが、この快楽を脳に焼き付けることで、さらなる快楽を求めて日々の撮影に駆り立てられるのだと思います。

そういうわけで、まだ単焦点レンズをお持ちでない方や明るいレンズを未体験な方は、生涯忘れられないこの快楽を焼き付けられるチャンスです^^(中古で3万くらいです。)

ご依頼・お問い合わせ