DJI Ronin Sを1年使ってみて使用感等レビュー

手持ち電動ジンバルの定番と言っても過言ではないDJI Ronin S。今となっては、Zhiyun(ジウン)などからも続々ライバル機種が出ているようですが、数年前のDJI Ronin S発売当初は、この価格帯で今ほどジンバルのクオリティというか業界全体のレベルが高くなかった印象が残っています。それほどこのRonin-Sの登場は、業界にとって事件だったのだと思います。
1年ほど使ってみた今、思うことを書いていこうと思います。

縦揺れは、ある

「ジンバル歩き」なる歩き方があるのはご存知でしょうか?忍者が音を立てないように忍び歩きするかのごとく、 縦に揺れない歩き方です。
結局、これは必要になってくる印象です。私の個人的な感覚ですが、例えば映画などの移動撮影では、少し縦揺れしてるくらいが臨場感があって自然な気がするので、あまりヌルヌル過ぎるとクレーン系?の意味合いになってしまう気がします。

そもそも私がRonin-Sを選んだ理由がそこだったのですが、完璧にカメラを意識させない必要があるショット(よりプロっぽい)においてはジンバル歩きを極める必要がありそうです。 もしくは、バネの付いた両手ハンドル的なものを導入する方法もありそうですが、運用がややこしくなってきそうなのであまり気が乗りません;

編集時にDavinch Resolveなどのスタビライザー機能で改善するという方法もありますが、歩く縦揺れについては完璧に改善するのが難しいんじゃないかと思います。(検証中)
なので、現状は忍者になる為の修行を積むのが一番良さそうです。ただ、もちろん水平は保たれるのと重さによる手ぶれの防止という部分では必要不可欠です。

対応機種(カメラ・レンズ)がまだまだ少ない

というか、私の所有するカメラではまだ連携できたことが無いw
Ronin-Sに対応したカメラであればフォーカスや録画ボタンなどを余計なアクセサリー無しで連携できますが、非対応の場合、いちいちカメラの録画ボタンに手を伸ばして押さなければならないのと、 必要なアクセサリーが増えるので運用のフットワークが重い。

フォーカスは、カメラ側のAFをあてにするのもいいですが、せっかく機能としてできるのであれば使いたい!
AFの弱いbmpccでの早期対応をお待ちしております!

公式アクセサリーが続々登場

言っても天下のDJI、クオリティの高い公式アクセサリーが日々登場しているようで、この拡張性は夢がありますね!

個人的には「DJI Ronin-S Focus Motor」が、Ronin-Sと独立して動くようなアクセサリーが出てくれるとありがたいですが、このワイヤレスフォーカスが出たので、これを買えってことなんでしょうね(27万は高い;)

まとめ

私自身、まだまだRonin-Sを使いこなしていない(練習が足りない)ので、修行が必要ですが
自分の練習次第で映像の幅が広がるということは素晴らしいですね!

なにしろこのプロダクトとしてのデザインや機能、1年使っても薄れない所有感とでもいいましょうか。今のところ他メーカーへ乗り換えたいと思ったことはありません!
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